深蒸し煎茶
普通の煎茶よりも約2倍の時間をかけて茶葉を蒸して作ったお茶。
「深蒸し煎茶」や「深蒸し緑茶」と呼びます。
煎茶
普段、最も多く飲まれているお茶です。
積み立ての新鮮な茶葉を、蒸す・煎るなどの熱処理を加え発酵を抑えた、「蒸し製法」という製法を用いて製造されています。
茶葉別生産量でみると、この「普通煎茶」が3分の2を占めています。
日本人に最も馴染み深いお茶です。
玉露
ペットボトルのお茶のCMなどでもたまに耳にする生産方法、玉露。
新芽が2~3枚開き始めた頃、茶園を葦簀や藁で20日ほど覆い、太陽の光を遮った環境で育てたお茶です。
渋味が少なく、うま味が豊富なお茶になります。
玉露よりも短い、1週間前後の被覆栽培のものが「かぶせ茶」と呼ばれます。
新茶
その年の最初に生育した新芽を摘み取って作ったお茶。
5月頃に摘み取られ、夏頃まで販売されるのが一般的。さわやかで、すがすがしい香りが特徴です。
(販売時期5月~8月頃)
抹茶
「茶の湯」で用いられる抹茶。
アイスクリームの味とてしてもすっかり定着するなど、お菓子にも用いられています。
「てん茶」を石臼で挽いて作られています。
玄米茶
水に浸して蒸した炒った玄米と、それと同じ量の煎茶や番茶を混ぜて作られたもの。
カフェインが少ないことから、お子様にもオススメです。
ほうじ茶
煎茶や番茶などをきつね色になるまで炒ったお茶。
「ほうじ」とは「焙じる」こと。香ばしさが特徴です。
焙じることでカフェインが減少、赤ちゃんの初めてのお茶などにも利用されます。
番茶
番外のお茶=主流から外れたお茶、規格外のお茶とされています。
●6月頃収穫した二番茶、夏以降に収穫した茶葉(三番茶、四番茶)
●枝を整形した際の茶葉(秋冬)
●煎茶の製造工程で弾かれた大きな茶葉
などを用いています。
北海道、豊北地方ではほうじ茶を番茶と呼ぶことも多いようです。