成分と健康性

Component And The Health

お茶の成分、と聞くと「カテキン」を真っ先に思い浮かべる方が多いかと思います。
カテキンには血中コレステロールの低下、体脂肪低下作用などに加え、
近年ではがん予防の効果の研究が進むなど、様々な効果があるとされています。
また、カテキン以外にも人間の健康に良いとされる成分が沢山含まれています。

お茶の主な成分

カテキン

お茶の渋味の主成分が、このカテキン。
ポリフェノールの一種で、昔から「タンニン」と呼ばれてきたものとほぼ同じなのですが、厳密には以下のような違いがあります。

タンニン多くの植物に含まれるポリフェノールの総称

カテキンタンニンの一種である成分。 お茶に含まれるカテキンは、「茶カテキン」と区別されることも多いです。

「タンニン」と呼ばれていた頃は、湯飲みや急須の汚れの主成分、強い渋味の元、とあまり良いイメージでは使われていませんでした。
しかし近年、研究でこの渋味にこそ様々な健康作用があることがわかり、良いイメージの際に「カテキン」と呼ばれることが多くなっています。

カフェイン

お茶の苦味成分が、カフェインになります。
若い芽に多く含まれ、成熟した芽ほど少なくなります。
若い芽で作られる抹茶や玉露はカフェインの保有量は高くなります。
「カフェイン」というとコーヒーが有名ですが、1杯(150ml)あたりのカフェイン保有量を比べると、コーヒーよりも玉露の方が保有量は高くなるそうです。

テアニン

お茶のうま味成分となるのがアミノ酸で、その半分以上がテアニンです。
テアニンはお茶特有のアミノ酸で、二番茶よりも一番茶、一番茶の中でも初期の若い芽に多く含まれており、成熟した芽では極端に減ってしまいます。
新茶や玉露がうま味の多い味わいなのに対し、番茶があっさりした味わいになるのはこのテアニンの保有量が鍵となっているのです。

お茶の効果・効能お茶の健康成分の代表格となるカテキンは、血中コレステロールの低下、体脂肪低下作用、がん予防、抗酸化作用、虫歯予防・抗菌作用などがあるとされており、その効能には世界中が注目をしています。

また、お茶はビタミンも豊富に含んでおり、食後にリラックスしながらお茶を飲む、という習慣を持つだけで、ビタミンを日常的に摂取することができます。